2021年2月11日(木)
担当者様へ
初めまして。藤井敦子と申します。私は横浜副流煙裁判という受動喫煙を巡る裁判で4500万円で訴えられた被告の妻です。 横浜副流煙裁判についての詳細は、ジャーナリスト黒薮哲哉(くろやぶてつや)氏が全面取材を行っていますのでご確認下さい。http://www.kokusyo.jp/%e6%a8%aa%e6%b5%9c%e3%83%bb%e5%89%af%e6%b5%81%e7%85%99%e8%a3%81%e5%88%a4/
赤旗では過去複数回にわたり、 日本禁煙学会理事長・作田学氏による話を取り上げています。
日本禁煙学会は完全禁煙社会を目指すという名目のもと、受動喫煙症というWHO、厚労省にも認可されていない病気の診断基準を独自に設け、 それにより作成した診断書を「行政、職場や我が家のような個人宅」に提示し提訴をも視野に入れ画策する団体です。
しかし2019年11月28日横浜地裁、2020年10月29日に東京高裁にて、「(日本禁煙学会の)受動喫煙症の診断書は自己申告に依拠しており客観的根拠に欠いている」と判決が下り、「受動喫煙症の基準は、受動喫煙自体の客観的証拠がなくとも患者の申告だけで受動喫煙症と診断してかまわないとしているのは、法的手段をとるための布石とするといった一種の政策目的によるもの」と認められました。
ミュージシャンである夫は、ほんの数本を密閉された自室(防音室)でしか吸わないにもかかわらず 朝から晩まで四六時中、膨大に吸っていると診断書に書かれ 被告にされ、3年間法廷に立たされました。 吸わない私と娘まで喫煙していると疑われ続けました。
実は、原告(家族3名)のうち父親は元ヘビースモーカーです。過去25年に及ぶ喫煙歴と、提訴2年前まで吸っていたのです。それを隠し、自らの病気(父親と娘のガンの再発まで)我が家のせいだと作田学医師とともに、責められました。
日本禁煙学会の診断基準の最大の問題点は、「自己申告・主訴」にもとづき診断書が作成できること。つまり、現場の状況がどうであるかを調べることもせず 患者の言い分が正しいものとして、犯人(喫煙者)まで特定して診断書を書いてしまえることです。それに4500万円の値段がつけられ提訴されたのです。作田医師とすれば、我が家を見せしめに オリンピックに向けた禁煙社会へのはずみとしたかったのでしょう。私達の裁判には、日本禁煙学会の理事・弁護士であり、都民ファーストの議員である岡本光樹氏もかかわっています。
さらに作田氏は今回大きな過ちを犯しました。診断書作成に勤しむがあまり、原告娘を診察しないで書いてしまったのです。このことは司法からも「医師法20条違反である」として厳しく断罪されました。(両判決を次のサイトで確認ください。スクロールすると下部にあります。https://atsukofujii.com/)
診断書を交付したのは作田氏の勤め先である広尾・日赤でしたので、私は院長に手紙を書き、その結果作田氏は昨年3月末に除籍されました。また、原告娘の診察は行っていないにもかかわらず初診料7割分は国民健康保険から日赤に対して支払われているため、「不正取得にあたるため返却すべき」と日赤を追及し続けたところ、日赤が国保に返金したと受け取れる情報が最近、指導監査部から入ってきています。
このように作田氏の不正な診察を巡り多くの問題が生じています。勝訴を受け、近々私達は作田学氏を反訴する予定です。
作田氏も日本禁煙学会も未だに完全沈黙を続け、そちらで昨年夏シリーズで寄稿した荻野寿美子氏も同じ態度です。イデオロギー・政策とは別に、事実・誤りを認める謙虚さがなくては信頼は勝ち得ません。赤旗さんとしても、今後慎重にご判断ください。
尚、メールが届いたか不安なので、ご一報ください。詳細がお知りになりたければ、遠慮なくお電話ください。
藤井敦子
住所:〒225-0021 神奈川県横浜市青葉区すすき野2-5-2-103電話:070-5548-1225メール:a_atchan@yahoo.co.jp
その日のうちに、下記の返事が来た。
メールありがとうございます。 担当部に転送しました。 赤旗編集局読者室