三日月知事へ

今回の、滋賀県の行動により、たとえ司法により罪がないことが認められても行政それを無視をするということがわかりました。認めたくない一心で、
再度「あなたが犯人だ」と言うのだなと。


これは大いなる司法軽視です。これでは何度、血の滲むような思いで無罪を勝ち取っても意味がないということです。それを知事ご自身が、国中に示したわけです。

本来であれば、なぜこのような事が起きたのか事実解明に努め、二度とこのような事が起きないように尽力するのが県トップとしての責任です。それを悪あがきし、未だに市民を切り捨てる。それも、ただならぬ冤罪で、苦しみに苦しみ抜いた市民をです。


ちなみに、私の夫も横浜副流煙裁判という冤罪事件で3年間法廷に立たされ、西山美香さんの何万分の一にも及びませんが冤罪の苦しみを味わいました。
無事、昨年の秋、司法勝利したのですが、その結果を受け、事件にかかわった行政、警察、病院の全てが自らの過ちを認め、同じ過ちを繰り返さぬよう、態度をあらためてくれています。それが本来あるべき、公僕の皆さんの姿ではないでしょうか。

冤罪事件は、皆が他人事だと考えているから起こるのです。誰かに罪を着せておけばいいという安易な考えが人間の中に残念ながら潜んでいるのです。


遅すぎることはありません。今から、西山美香さんの事件に向き合い、一体何があったのか調べることです。格好だけで、表層だけで逃げ腰で取り組んでいるから
このような事が起こるのです。事件を十分に理解し、一体西山美香さんの身に何があったのかをわかった上で謝罪を行うべきです。その時に、今回一体知事ご自身が西山さんに対し何をやってしまったのか心からわかる時が来るでしょう。


事件に向き合って下さい。


藤井敦子