(1)事件発生から5年半、ついに本になりました!!

2月1日に全国の書店にて「禁煙ファシズム~横浜副流煙事件の記録(鹿砦社)」が出版されます。執筆者は黒薮哲哉氏です。

黒薮さんは初めてうちに来た2018年9月に、「本にしていいですか。この話はとても面白い。」と言いました。私は「もちろん」と答えました。当時、私はズタボロでしたが、この言葉は忘れません。この本は私たちの闘いの軌跡であり永遠に残る記録です。全て裁判資料など裏付けのある事実で書かれているため、今後作田学氏や日本禁煙学会がどうあがいても、ここに書いてある事実を否定することは出来ないでしょう。

(下記、黒薮氏「メディア黒書」より転載)

『禁煙ファシズム-横浜副流煙事件の記録』(鹿砦社)の書店販売が2月1日に始まる。この本はメディア黒書で繰り返し取り上げてきた横浜副流煙事件をコンパクトにまとめたものである。

煙草の副流煙で「受動喫煙症」になったとして、同じマンションの隣人が隣人を訴えた4500万円訴訟の発端から結末までを読みやすく構成している。スラップ訴訟の中身と加害者の自滅を詳しく記録した。内容は次の通りである。

1章、隣人トラブルから警察沙汰に
2章、事件の発覚を警戒する二人の弁護士
3章、本人訴訟とジャーナリズムの選択肢
4章、神奈川県警介入のグレーゾーン
5章、3通の診断書から浮上した疑惑
6章、診断書をメール電送した異常
7章、「受動喫煙」外来への潜入取材
8章、医師法第20条違反を認定した1審判決
エピローグ

本のキャッチフレーズも紹介しておこう。

「その一服、四五〇〇万円!、ある日、突然に法廷に。日常生活に潜む隣人トラブル」

「ミュージシャンが自宅マンションの音楽室で煙草を吸っていると訴状が届いた。4500万円の損害賠償と自宅での喫煙禁止。同じマンションの上階に住む家族が、副流煙で病気になったとして裁判を起こしたのだ。著名な医師や研究者が次々と原告家族に加勢したが、偽造診断書が発覚して事件は思わぬ方向へ・・・。日常生活の中に潜む隣人トラブル。

タイトル:『禁煙ファシズム-横浜副流煙事件の記録』(鹿砦社)

価格:1200円+税

著者:黒薮哲哉

出版社:鹿砦社

(2)青葉警察署が作田学氏を書類送検

1月24日に日本禁煙学会理事長作田学医師が横浜地方検察庁に書類送検されました。告発状が受理された2021年5月28日から8ヶ月のことです。

私たちの告発内容は下記です。

「作田氏は原告A娘を診察せずに診断書を書いた。医師法20条違反である。患者を診察せず書いた診断書は虚偽診断書である。しかし、その診断書(甲3号証)は時効が切れてしまった。作田氏は裁判の半ばで再度「甲3号証と同じ」として甲46号証の6という診断書を出した。が、同一と言いながら病名は異なり、押印はなく、行(ぎょう)も不自然にズレている。そもそも同じ人物の同じ日に行った診断書が2枚もあること自体がおかしい。よってこれを「虚偽の診断書のさらなる虚偽である」として【虚偽診断書行使罪】で作田氏を告発する。」

最初私達が告発したのは作田氏のみでした。しかし、昨年の5月に青葉警察署が受理する段階で、A家3名を入れるように言われました。理由は下記です。

①診断書を書いてくれと言った人間を入れないのはおかしい。これについては弁護士からも同様言われたため、今後行う民事訴訟でも「作田学氏とA家3名」を被告にすることにしました。

②青葉警察署として動くには、青葉区の住民を入れる必要がある。入れないのであれば他の警察署で扱うべきである。

上記の意見を受け、それに山田弁護士を加え、合計5名を被告発人にすることで告発状は警察に受理されました。が、実際に捜査を開始してみると虚偽診断書の行使には作田氏しか関与していないことが判明。よって、今回書類送検されたのは作田学氏一人です。

今回やってみて、警察に動いてもらうには(これを受理と言います)どれぐらいの労力をかけねばならないかを思い知りました。かつて青葉警察署は、神奈川県警本部長斎藤実(当時)がちょっと指示を出しただけで刑事をうちに2度寄越し不当な取り調べを行ったことを考えると、全くもってアンフェアです。

また、今回の担当、青葉警察署知能犯係長のI刑事は本当によくやってくれました。が、今後検察がちゃんとやる保証はありません。予断を許さず見守り続けます。

(3)日本禁煙学会認定医調べ

昨年10月に藤井敦子・黒薮哲哉氏および支援の会は、禁煙学会が認定する医師ら約100名に対して調査を行いました。質問内容は、現在も提訴目的で【受動喫煙症の診断書】を書くのか否か。認定医は全て日本禁煙学会のHPに掲載されています。

結果は、約4割の医師が「受動喫煙症の診断書を書かない」と答えてくれ、その中には横浜副流煙裁判のことを理由に上げた人もいました。横浜副流煙裁判が一定数であれ功を奏していることを知り、胸を撫でおろしました。詳細については下記ご参照ください。

私は文字にまとめるのが苦手なので音声での報告です。

(4)「ニコチンなくそう日本」副代表・西條瑞希氏の来訪~冤罪の晴れる兆し

去る1月15日、「ニコチンなくそう日本」副代表・西條瑞希(みずき)氏が我が家を訪れました。参加者は、煙福亭さん、支援の会の石岡淑道さん・酒井久男さん・吉田泉さん(仮名)です。

西條氏の目的は「自分で藤井家が臭うか臭わないかを確認する」ことでした。

驚かれるかもしれませんが、反喫煙の活動をする人々の中には、未だに藤井家は大量に吸っていると考えている人たちがおり、西條氏も「自分で確認せねば公言できない」との考えがありました。4年もの間、A家に「臭う、臭う」と疑われ、ここまでの裁判をされていた我が家に対し、部屋の臭いを嗅ぎに来るということ自体が非常に失礼な話で怒りもしたのですが、そうでもしないと、判決が確定した今でも尚疑われ、誹謗中傷をネットで書かれてしまう状態を打開出来ません。

西條さんはまず、私がいつもいるリビングと台所が繋がった部屋に入り、「特に臭わない」と言いました。その次に娘の部屋の臭いを嗅ぎましたが、これも臭わないと(当然ですが)。そして最後に夫の防音室に入って驚愕されていました。最も問題とされている部屋ですら、じっくり臭いを嗅いで何度も確認しても特に何も臭わない、と言いました。

よく考えて欲しいのは、そのような家に対して一体何が行われたのか、ということです。西條氏は、今後、その事をインターネットで発信し周辺に伝えていってくれるそうです。

(5)下記は黒薮哲哉氏「メディア黒書」からの記事です。お読み下さい。

①煙草を喫って4500万円、不当訴訟に対して「えん罪」被害者が損害賠償訴訟の提訴を表明、「スラップ訴訟と禁煙ファシズムに歯止めをかけたい」

②横浜副流煙裁判に見るTwitterの社会病理、匿名で藤井夫妻を攻撃、顔のイラストを掲載して「妻の敦子氏がかなりのスモーカーズフェイス」

③副流煙被害を診察する98人の医療関係者に問い合わせ、「受動喫煙症」の病名を付した診断書を交付しない医師が約37%

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