令和5年1月24日第5回弁論準備に向け、日本禁煙学会理事長作田学医師の下記陳述書が提出された。
下記に掲載する「日赤の報告書」と読み比べると、作田医師には医師としての倫理観が欠けており、個人情報保護法に違反する行為を平気で行っていることがわかる。また、相変わらず藤井将登を犯人と考えており、自分の下した判断は間違っていないと主張(非常にまわりくどい言い方だが要はそういうこと)。私、藤井敦子を喫煙者と疑うような記載もある。何よりも自らが行った行為で糾弾を受けているにもかかわらず、私が視聴者数を増やそうと売名行為で報道を行っているという。今回の反訴も、検察の不起訴によりネタがなくなったから作田氏を訴えたのだと。ジャーナリズムの意義など彼には理解し得ないだろう。
日赤の発言
令和4年12月15日、弁護士と私は東京広尾にある日本赤十字医療センターを訪れた。時は5時をまわっていた。1階のロビーで待っていると危機管理責任者である田川諭氏が現れた。かつて私が怒りをぶつけ激しいやりとりを行っていた人物である。が、警察の捜査を受けて以来、事態は大きく変わった。本当に「よくないこと」が病院内で行われていたことを自覚し全面協力してくれるようになったのだ。
田川氏に連れられ、私たちは病院内部の会議室に向かった。私は弁護士の横に、そして田川氏は私たちの正面に座った。古川弁護士が事前に用意した質問事項を一つずつ訊いていった。田川氏は一つひとつ丁寧に答えた。可能な限り適切に話そうとする姿だった。
その内容が下記の報告書である。押印とともに裁判所に提出されているので確認してほしい。
◆日赤の見解
作田医師が前訴において山田義雄弁護士を通じ裁判所に提出した原告(A夫・A妻・A娘)3名分のプログレスノート(カルテ)には「実名」がそのまま載っている。これらのカルテには左上に印刷日が印字されている。それらはすべて、作田医師が3名を診察した日となっている。
A妻の診察日→2017年(平成29年)4月12日
A夫・A娘の診察日→同年4月19日
である。
これらを日赤の危機管理責任の田川氏に見せた時、田川氏は驚きを隠さなかった。カルテがいち非常勤に過ぎない作田学医師により、知らぬ間に持ち出され裁判所に提出されていたのだ。このことについて田川氏は次のように述べた。「病院の電子カルテは外界と遮断され、医師が病因の内部だけで共有するものなので、そもそも出力する必要がない。想定されていないのです。」と言った。
医師が診断書やカルテを院外に持ち出す場合
医師が研究目的などで診断書やカルテを持ち出す際には、院内で委員会を立ち上げ、そこで審議され合意が得られれば、事務方が診断書やカルテに記載された全ての個人情報を消去し医師に渡すのが決められたルールである、今回のような事態は初めてだ、と田川氏は述べた。これらの発言は「医師が弁護士にメールで診断書を送付することは普通にある行為で何ら問題ない」とするA家代理人山田義雄弁護士の発言と大きく異なる。